【パチンコ疲れはマッサージ屋で】

ずっと通っていたお気に入りのマッサージ屋で、

施術中に「バズーカ砲」のような「屁(おなら)」をしてしまった。

 

きっとお客様記録の所に

「寝ながら特大の屁をすること有」

と書かれたに違いない。

 

お店の人が皆、僕を見て笑ってるような気がした。

 

 

という事で、新たなマッサージ屋の開拓に迫られた。

 

パチンカスを続けるのにも、日々の身体のメンテナンスは必要だ。

歳を重ねると、さらにそれを感じる。

 

ずっと座って打っているだけでも、

1日打った次の日は、

全身が「何もしたくない」と悲鳴をあげるものだ。

 

とはいえ、台と向き合っている時間はそんな

身体の悲鳴すら、脳汁によって麻痺させてしまうのだから

パチンコとは非常に恐ろしいものだ。

 

 

そんな事を考えながら、地元を探索していると、

値段も安価で清潔そうなマッサージ屋を見つけたので入店。

 

受付の方も親切で、丁寧にコースの説明をしてくれた。

すぐに心を許してしまいそうになったが、

この空間において人と人との心の繋がりはもってはならない。

 

またすぐに特大の「屁(おなら)」をしてしまうかも知れないのだから。

 

問診表には、

「寝たい」と書いた。

 

これで無理やり施術者が僕の心の扉をノックしてくる可能性は下がる。

変に仲良くなることで、一回の「屁(おなら)」が命取りになるのだから。

 

 

そして、1時間の施術が終わった。

あまりの気持ちよさに、最初と最後の10分しか記憶がない。

 

施術ベッドの横に起き上がり、

「気持ちよくて、なんかすみませんでした」

と、ほとんどの時間寝ていた事を挨拶程度に謝ったところ、

 

施術者の方から一言。

「いやいや、気になさらないでください、施術すると腸も活発になりますからね」

 

 

してしまったのか。